ルミガンは妊婦には使えない

「魔法の薬」とまで言われる若い女性の間で大人気のまつ毛の育毛剤・ルミガンをご存知でしょうか。
元々は緑内障のための薬なのですが、その副作用としてまつ毛が伸びたり増えたりといった効果があることが分かり、研究開発が進められまつ毛の育毛剤として生まれたのです。
とはいえ、元々は緑内障の薬。日本の多くのクリニックでは処方してもらうことができないため個人輸入などを利用するしかないのですが、その際に妊婦さんや授乳中の方は使用を禁止されています。
ご注意ください。安全性が保証できないのです。人間の妊婦さん・授乳中の方での実験は行われていないものの、マウス実験によりルミガンの成分を投与したところ流産した例も認められています。
母乳からルミガンの成分が確認できたという報告もあり、使用することでおなかの赤ちゃんにまで安全性が確立されていない成分が行き渡ってしまう危険があるのです。
ルミガンを本来の通り、緑内障の薬として使用する場合にも同じです。
そうなると使用者は若い女性だけとは限らなくなります。ご高齢者や閉塞隅角緑内障患者の利用も、禁止とまではなっていないものの注意して使用することが求められています。
ご高齢の方・閉塞隅角緑内障は特に個人輸入に頼るのではなく、医師と相談し、指示通りの使用を心がけてください。
まつ毛が伸びるというのは若い女性にとっては嬉しい副作用ですが、その他にも結膜充血や目瞼色素沈着・結膜炎、更には頭痛や耳鳴り・視覚障害などさまざまな副作用を持つ薬です。
点眼後に一時的にですが霧視があらわれることもあるため、症状が回復するまでは機械類を操作したり自動車を運転したりといった作業は避けるようにしてください。
まつ毛にとっては魔法の薬かもしれませんが、副作用も多い薬です。利用方法にはくれぐれも注意して自身の身体にもおなかの赤ちゃんにも問題ないようにしましょう。逆輸入で手に入れる場合は何かあっても自己責任です。

プロスタグランジン系の点眼薬にも注意

緑内障のお薬で注意が必要なものとしては、プロスタグランジン系のものもあります。
第一選択薬として病院で処方されることも多いのですが、こちらもまつげが長くなるというありがたい副作用以外にも色素沈着や眼瞼下垂といった症状が出てくることもあるのです。こちらも使用中は自動車の運転に注意しましょう。
プロスタグランジンはホルモンの活動にも関わってきます。黄体抗体作用や血管拡張作用などにより場合によっては薬として活用することもできるのですが、生理痛を悪化させる作用もあります。
子宮の収縮作用を持つことから流産のリスクが高まるため妊婦さんの使用は禁止されていたりします。生理痛がひどい人の場合、逆にプロスタグランジンの分泌を抑える薬が処方されるほどです。
頭痛薬も分泌を抑えることで鎮痛効果を得るといった仕組みになっているものが多いです。
点眼を続ける中で頭痛や生理痛がひどくなっているのを感じるのであれば、医師に相談の上で違う薬に変えてみるほうがよいでしょう。
ルミガンにしろプロスタグランジン系の点眼薬にしろ、効果が高く緑内障患者を助けてくれたり、ぱっちりまつ毛を実現できたりといったメリットが多いのも確かです。
ですが、その一方でそれが原因で日々苦しめられたり、交通事故や流産といった大きなデメリットを引き起こす原因にも。きちんと注意書きを読んでいますか。医師の説明を聞きましたか。用法用量を守っていますか。
もしもそれでも何らかの副作用が現れる場合には、すぐに使用をやめて医師に相談するようにしましょう。どちらも眼に使用する薬ですが、身体のさまざまな部分に大きな影響を及ぼします。あなたの頭痛、原因は点眼薬かもしれません。